うちの父は、筋金入りのDIY好きだ。
ナフコに行けば何かしら買い込んでくる。椅子、テーブル、棚——気づけばリビングのそこかしこに「父作」の木工品が増えている。それだけなら「器用なお父さん」で済む話だが、父の改造魂はそんな生やさしいものではなかった。
ガムホルダー、爆誕。
チョコまろはガムが大好きだ。ただ問題がある。夢中になると飲み込んでしまうのだ。
市販品で「「アソボーン」のような、ガムを固定してあげる器具がある。父はそれを知っていた。知っていたうえで、木で自作した。
手作りのガムホルダー。チョコまろのために設計され、チョコまろのサイズに合わせて削られた、世界に一つだけの木製ガム固定器である。
チョコマまろは文句も言わず、今日もそれでガムをかじっている。
次なる魔改造:涼しいチョッキ。
父の創作意欲は木工にとどまらなかった。夏が近づくにつれ、今度は手芸方面に手を伸ばし始めた。
ある日、父が完成させたのはチョコまろ用の手縫いチョッキ。しかもただのチョッキではない。内側に保冷剤を入れるポケットが縫い付けてある。凍らせた保冷剤をセットすれば、暑い夏でもひんやり快適——という父なりの愛情設計だ。
機能的には、完璧だ。
ただ、見た目がどう見ても北斗の拳に出てくるヒャッハーな人だった。
チョコマまろは今日も、世紀末感あふれるチョッキを着て、手作りのガムホルダーでガムをかじっている。父は満足そうだ。
そして今度は、帽子まで。
先日実家に帰ったら、また新たな魔改造の痕跡を発見した。
I.M.Galleryさんで購入したチョコまろの帽子——そう、あのちょっとお高めのおしゃれな犬用帽子だ。スタイリッシュなはずのそれが、なぜか「つば」が大幅に延長されていた。
仕上がりのイメージとしては……夏の日差しの中、自転車を漕ぐ主婦のサンバイザー。ダース・ベーダー。
高かったのに・・・と悲しくなりかけたが、チョコまろは白内障が進んでいる。紫外線が目に入るとさらに悪化してしまう。だから「つば」を伸ばして、少しでも目を守ってあげたかったのだ。
じゃまそう、ではある。めっちゃじゃまそう、ではある。
でも日光は、めっちゃ遮ってくれる。
そんな父の愛情あふれた魔改造を曲にしました。
それでは聞いてください。「魔改造の歌」・・・笑

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