
最近、お祭りや夜店に行くとビックリしませんか? キャラクターの袋に入った「わたあめ」、今いくらか知ってますか?
平気で1000円とかするんですよ。1000円ですよ!? いやいや、ちょっと待って。中身、ただの「砂糖(ザラメ)」だぞ!と。ザラメだけで1000円って、いくらなんでもぼったくりじゃないですか?(笑)
そんな高級品になってしまったわたあめを見るたびに、私は猛烈に、ある「懐かしの機械」と、子供の頃の記憶を思い出すんです。
【記憶の中のデパート「野間アピロス】
私の記憶の中に「野間アピロス」というデパートがあります。 子供の私にとっては巨大なデパートでしたが、今思えば2階建てのローカルなスーパーだったのかもしれません。
そこには、買い物カートを押したまま屋上駐車場へ行ける「長〜いスロープ」がありました。 屋上に車を停めて、その長いスロープを降りていく時の「これから楽しいところに行くんだ!」というドキドキ感。あんなにワクワクするスロープは、後にも先にもあそこだけでした。今でもたまに夢に出てくるほどです。
(スロープの近くにはペットショップがあって、そこで猫を買ってもらったこともありました。アパート住まいだったため、数週間で知人に引き取られてしまうという、ちょっとほろ苦い思い出もセットです。)
【1000円で3時間!妹と挑んだゲーセンサバイバル】
その野間アピロスの2階に、私にとっての夢の国「ゲームセンター」がありました。
母やおばあちゃんが1階で洋服や夕飯の買い物をしている間、私と妹は500円か1000円のお小遣いを渡され、2人で留守番がてら遊ぶのがお決まりのコース。
親からすれば「子供が勝手に遊んでくれてゆっくり買い物ができる時間」だったのでしょうが、時々親の買い物が長引き、1時間、長い時は3時間近く放置されることも。 「いかにこの1000円をうまく使い、長時間ゆっくり遊ぶか」。それが私たち姉妹の腕の見せ所でした。
【エモすぎる昭和のアーケードゲームたち】
当時のゲームセンターは、10円や30円で遊べる神ゲーの宝庫でした。
- 10円玉を弾いて旅行するゲーム(東海道五十三次みたいなやつ?穴に落ちないように弾く緊張感!)
- 30円のお菓子すくい(山の周りをグルグル回ってすくうやつ。サラダせんべい、チロルチョコ、ボンタン飴が入ってて、それをゆっくり食べながら時間を潰す)
- 謎の映画ブース(お金を入れずに座っていたら、店員さんに「ここはタダで座っちゃダメだよ!」と怒られた苦い記憶)
- 足が届かない車のゲーム(アクセルもブレーキも踏めず、ただハンドルを握りしめていた)
アーケードゲームでは『スーパーマリオ』や『妖怪大戦争(?)』も遊びました。 マリオの海のステージで、息継ぎのシステムがわからず溺死しまくっていた私。後日、他の人が「Bボタン連打」でスイスイ泳いでいるのを見て「そうやるのか!!」と猛烈に感動したのも良い思い出です。
さらに、UFOキャッチャーもありました。 このUFOキャッチャーのBGM、覚えている人いますか? 待機中は『グリーンスリーブス』が流れていて、ボタンを押してアームが動く時に曲が変わるんです。あの切り替わった時の曲(確か10ccという海外アーティストの曲!)がすごく好きで……今でもあの曲を聴くと、胸が締め付けられるようなノスタルジックな気持ちになります。
(ちなみに、メダルゲームの仕組みがわからず、100円玉を直接メダル投入口に投入してしまった勿体無い思い出も、今となっては笑える思い出です。)
【最強だった「30円のキティちゃんわたあめ機」】
そして、今回のメインテーマ。 そのゲーセンの片隅に鎮座していたのが「キティちゃんのわたあめ機」です。
1回30円か50円。お金を入れると「ウィーーン」と音がして、備え付けの割り箸をセットします。 ふわぁ〜っと出てくる甘い香りのわたあめを、自分で割り箸をグルグル回しながら巻き取っていくんです。
このわたあめ機も小さい頃は仕組みがわからず、妹とお金を入れた後、ウイーンと音のする機械の前に佇み、ただただ眺めていた・・・。そして、結局、訳が分からず、そのまま放置して帰りました。その後の機械はどうなっていたのでしょうか?ある日、訳のわからん機械があるとおばあちゃんに言ったところ、おばあちゃんが「こうやるったい。」と言って、割り箸でサササーとわたあめを作ってくれた感動と言ったら!!!
安くて、自分で作るのが面白くて、何より出来立てで最高に美味しい。 今のお祭りの「出来合いの1000円のわたあめ」と比べたら、あの「30円のキティちゃんわたあめ機」こそが、コスパもエンタメ性も最強だったと断言できます。
今デパートに行っても、置いてあるのは「ポップコーン機」ばかりで、あのわたあめ機はすっかり見かけなくなってしまいました。
もしどこかで復活してくれたら、大人になった今でも絶対にやりたい。 ザラメだけで1000円取るお祭りの屋台を横目に、私は今日も「野間アピロスのゲーセンにあった30円のわたあめ」を思い出しています。
↓これは本当に買おうか迷っている・・・
これはわたあめのイラストをA Iで動かしてみたやつ↓

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